漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
猛暑の今年ですが、職場のエアコンはフル回転です。
職場での私のデスクの位置は、ちょうどエアコンの吹き出し口のすぐそばです。おまけに古いタイプのエアコンなので、風量の調整ができず、冷たい風が容赦なく吹きつけます。
そのせいか、肩や肘が冷えて痛みが増すばかりです。
そこで、膝の痛みで漢方薬を飲んだことがあったので、今回も試してみることにしました。
その旨を先生に相談すると、エアコンの冷風による痺証であるとのお話で、膝の時とは少し異なる漢方をお勧めしてくれました。
そして、飲み始めたところ、冷たくなっていた肩から肘にかけての部分の筋肉は柔らかく、そして温まってきた様な感じがしました。
さらに続けて飲んでいると、痛みが和らいできて、冷風に当たらなければ気にならない程度にまで回復してきました。
もちろん、衣類やサポーターなどでも工夫を施し、冷風ができるだけ患部に当たらない様にしました。関節ストレッチも毎日続けた結果、真夏の現在、痛みが改善して本当に助かっています。
エアコンによる冷えや関節痛は、高温多湿なこの時期に増えます。
気血の流れも悪くなりやすく、痛みやしびれが出やすいのもこのためです。そこで、寒湿邪を取り除き、気血の巡りを改善する漢方薬を服用しながら、エアコン対策をしていただきました。
また、ストレッチやマッサージなど、患部の手当てにも気を配っていただき、関節痛の改善につながりました。
人工的な冷えをカバーしながら、何とかこの夏を乗り切ってください。慢性の肩こりも一緒に改善できて良かったですね。
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